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猪苗代ボート事故、佐藤被告「被害者見えなかった」 控訴審第2回公判

10/11 08:20

 会津若松市の猪苗代湖で2020年9月、航行するプレジャーボートで児童ら3人を巻き込み死傷させたとして、業務上過失致死傷罪に問われ、一審福島地裁で禁錮2年の判決を受けたいわき市の元会社役員佐藤剛被告(47)の控訴審第2回公判は10日、仙台高裁(渡辺英敬裁判長)で開かれた。被告人質問で佐藤被告は「安全確認をしたが、障害物や動いているものは一切見えなかった」と供述した。

 佐藤被告は事故現場付近を航行する際、「前方や左右を確認してからボートを前進させた」と主張。検察側が主張する被害者が浮かんでいたとされる場所も「くまなく確認したが、(被害者は)見えなかった」と述べた。

 弁護側から裁判所に伝えたいことを問われた際、佐藤被告は「被害者に申し訳ない。ただ、いまだに私がぶつかったのか疑問に思っている。本当に見えなかった」と述べた。次回公判は11月8日午後2時半から。

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