交流サイト(SNS)を通じて一般から匿名で集めた「心のこり」を展示する「イタコト展」が11日、郡山市の家族葬専用ホール「家族葬邸宅du:e(デュエ)郡山安積」で始まった。会場には故人へのメッセージなど約100点の「心のこり」が並んでいる。14日まで。
同展はタレント田村淳さんのプロデュースで、東北地方では初開催。総合葬祭あおき(白河市)のデュエ郡山安積のリニューアルオープン企画の一つ。
会場には「がんで亡くなった父。伝えたい思いはたくさんあったのに」「両親のそばにもっといれば良かった」「子どものことが大切過ぎて、厳しくし過ぎた」など、140文字でしたためた「心のこり」を展示。来場者はじっくり読みながら、人生を新たに見つめ直す機会にしていた。
12、13の両日には、誰にでも訪れる死と向き合い、「今を生きる」ためのヒントとなる入棺体験会が開かれる。また、デュエ郡山安積の完成見学会と葬儀ディレクターによる事前相談会が15~19日に開かれる。
時間はいずれも午前10時~午後4時。問い合わせはデュエ郡山安積(電話024・937・0300)へ。