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学石エース、力投実らず 秋季高校野球東北大会

10/13 08:40

【学法石川―久慈】試合終了後、肩を落としてベンチに戻る学法石川ナイン=あづま球場

 来春の選抜高校野球大会出場につながる第77回秋季東北地区高校野球大会は12日、ヨークいわきスタジアム(いわき市)とあづま球場(福島市)で開幕し、初日は1回戦2試合と2回戦4試合が行われた。

 2回戦で本県第1代表の聖光学院は能代松陽(秋田第2代表)に5―1、本県第2代表の東日大昌平は東北学院榴ケ岡(つつじがおか)(宮城第3代表)に11―7で勝利した。本県第3代表の学法石川は1回戦で久慈(岩手第3代表)に2―7で敗れた。

 バッテリー、チームを鼓舞

 「悔しさとともに、申し訳ないという気持ちが強い」。学法石川の主将としてチームを引っ張ってきた大栄利哉(2年)は敗戦し、涙をこらえるように言葉を絞り出した。

 先発した佐藤翼(同)はスライダー主体の投球で、相手打線を四回まで無安打に抑えた。エースの好投に応えようと大栄も四回までの2打席で2安打を放ち、流れをつくろうとした。

 しかし五回に失策が絡み先制を許すと、六回以降も守備が乱れた。劣勢の中、佐藤は「エースとして抑える」という思いでマウンドに立ち続け、捕手大栄も最後までチームを鼓舞した。

 新チーム発足時からチームを引っ張ってきたバッテリー。大栄は「守備面など、一人一人がもっと力をつけなければならない」と前を向き、佐藤も「どんな場面でも抑えられる投手になる」とさらなる成長を誓った。

◎ーーあづま球場ーー◎

2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
東北榴ケ岡 1 0 2 0 2 0 2 0 0 7
東日大昌平 1 1 3 0 1 3 1 1 X 11

(試合終了)

◎ーーあづま球場ーー◎

1回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
久慈 0 0 0 0 1 4 0 1 1 7
学法石川 0 0 0 0 0 0 0 1 1 2

(試合終了)

◎ーーヨークいわきスタジアムーー◎

2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
聖光学院 0 0 0 0 1 0 2 2 0 5
能代松陽 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1

(試合終了)

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