荒川産業(福島県喜多方市)が運営するNPO法人くるりんこの有人型リサイクルステーション「リサイクルBOXPLUS千石通り」が20日、会津若松市滝沢町にオープンした。段ボールなどを回収する専用の箱を設置するほか、施設内にスタッフを配置。古布や陶器類の受け入れが可能となり、さらなるごみ削減につなげていく。
同社は県内各地にリサイクルステーションを設置していて、有人型は今回が初めて。屋外に置かれた回収箱では段ボールや古紙、ペットボトル、空き缶などを回収する。屋内では会津若松市の市民団体「もったいない会津」のスタッフが古布や陶器類を引き取る。団体によるリメーク作品の販売もある。
11月からは利用者にポイントを還元する「エコ活リサイクルポイントラリー」を始める。使うたびにポイントがたまり、会津コインなどに交換できる。
現地で20日、オープニングセレモニーを行い、荒川健吉社長が「循環型社会を実現する一助になればうれしい」と話した。
利用は無料。利用時間は段ボールや古紙などの回収箱は24時間で、古布や陶器類の有人対応は午前9時~午後6時。NPOは同日、会津若松市北滝沢に無人のリサイクル回収箱も設置した。