全国豆腐連合会(東京都)は11日までに、第8回全国豆腐品評会の審査結果を発表した。福島県からは、喜多方市高郷町のとうふ屋おはらの「もめん豆腐」が木綿豆腐部門で5位の優秀賞に選ばれた。店主の小原直樹さん(65)は「3位以内に入れず悔しいが、全体的にレベルが上がる中で入賞できたのはうれしい」と喜んだ。
同商品は東北大会の同部門で金賞に輝き、全国大会に出品された。大豆のうまみを味わえるまろやかな豆腐で、今回は大豆の甘みをより引き出すよう試行錯誤を重ねたという。
東北大会で同じく金賞に選ばれた充填(じゅうてん)豆腐部門の「豆幻郷(とうげんきょう)」は入賞を逃した。
小原さんは「さらに改善を重ね、味わいや食感が良くなるよう、毎日挑戦していきたい」と話した。
全国大会には各ブロック大会を通過した65社の100点が出品され、東京都で9月に開かれた審査会で味や風味、後味、食感などを評価した。9日に那覇市で行われたニッポン豆腐屋サミットで表彰式が行われた。