父親のために…減塩調理、県おべんとうコンクール 福島一中生、最優秀賞

11/25 09:55

最優秀賞に輝いた福島一中の弁当
最優秀賞に輝いた佐藤さん(左)と石黒さん

 第9回福島県「あなたのためのおべんとう」コンクールの入賞作品が決まり、福島一中2年の石黒暖乃(はるの)さんと佐藤陽苗(ひな)さんが共同で父親のために考案した「父の健康を守れ!~元気に働く父へ~弁当」が最優秀賞に輝いた。実行委の主催、県教委などの共催、福島民友新聞社などの後援。

 中学生が魚を使って作った「誰かに食べてほしい弁当」を味や栄養バランス、調理で出たごみの分別の有無などの項目で審査した。

 石黒さんと佐藤さんは共に住宅リフォーム関係の仕事で多忙な父に、健康に気を付けて頑張ってほしいとの思いで作った。減塩を意識し、梅やシラスをまぜたご飯、はんぺんを入れた卵焼き、調理の時短につながるサバ缶を使った竜田揚げを取り入れた。デザートにブルーベリーやリンゴを用いたヨーグルトも添えた。

 石黒さんは「調理中は不安や緊張があったが、最優秀賞を取れて安心した」と語り、佐藤さんは「最優秀賞を取れるとは思わず、うれしい」と喜んだ。

 最終審査会は9日、福島市の福島ガスショールームPROME(プロメ)で開かれた。197点の応募の中から1次審査を通過した4チームが調理に臨んだ。

 ほかの受賞者次の通り。

 優秀賞=岳陽中「なんちゃってうなぎ弁当」(大橋雪乃、浜津陽茉莉)本宮二中「長寿弁当」(小沼琥珀、三浦永愛)郡山一中「野菜克服弁当」(味戸梨音、阿部愛子)

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