福島県南相馬市で生産拠点の整備を進めていたロケット開発のインターステラテクノロジズ(北海道)は26日、東北支社を建設する同市小高区の飯崎産業団地で地鎮祭を行い、工事の安全を願った。同支社ではロケット部品の生産や試験をする予定。稼働は当初計画より約9カ月遅れ、来年12月を目指す。
開発する小型ロケット「ZERO」の量産化を見据え、東北支社でロケットの制御コンピューターや電子機器や駆動装置などを生産し、機器の試験もする。同支社でまとまった部品を作り、北海道でロケットを組み立てる予定だ。
東北支社には最大で30人程度を収容できるオフィス機能も設け、地元からの採用も見込む。延べ床面積は約2500平方メートルで、鉄骨1階建て。
中山聡取締役は「地元の方々と交流を深め、地域の発展に貢献していきたい」と語った。