任期満了に伴い、7日投開票で行われるいわき市長選の期日前投票所で、市内の学生が投票立会人を務めている。若年層の投票意識の醸成と投票率向上を目的に始まった取り組みで、投票立会人を務める学生は「自分をきっかけに若い人の意識が変わってくれれば」と話す。
投票立会人は、投票所の開閉や選挙人の投票までの一連の行為に対する立ち会いが主な業務。選挙が公正に行われるよう監視する責任がある。市選管は2019年の県議選から学生を投票立会人に起用している。
1、3の両日に投票立会人として活動したのは、東日本国際大経済経営学部2年の吉川(きっかわ)萌呈奈(もでな)さん(19)。選挙啓発に関わった経験から初めて投票立会人に応募した。2日間の業務で「投票者の中で若い人が少ないことを感じた」という。
吉川さんは選挙権を得てから投票は欠かしておらず、今回も投票する予定。同世代は交流サイト(SNS)で情報を得ているといい、吉川さんは「関心を持ってもらえるようにSNSで発信していきたい」と話した。