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台風5号が岩手に上陸、大雨警戒 土砂災害、河川の増水恐れ

08/12 09:06

 気象庁

 台風5号は12日午前8時半ごろ、岩手県大船渡市付近に上陸した。今年、日本列島に初めて上陸した台風となった。東北を横断する見通し。東北では記録的な大雨になる恐れがある。気象庁は土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水に厳重な警戒を呼びかけている。海上は大しけとなり、暴風や高波にも警戒が必要だ。

 気象庁によると、台風5号は東北を横断し、14日までに日本海まで移動し、熱帯低気圧に変わる見通しだ。

 東北では、雷を伴って激しい雨が続く見通しで、岩手県では降り始めからの総雨量が平年の8月の1カ月分の2倍近い記録的な大雨となっている場所もある。

 東北の24時間予想雨量は、いずれも多い所で12日午前6時から250ミリ、13日午前6時から150ミリ。線状降水帯が発生した地域では、局地的にさらに雨量が増える恐れがある。

 予想最大風速(最大瞬間風速)は12日が東北25m(35m)、北海道18m(25m)。波の高さは12日が東北7m、北海道6m。いずれもうねりを伴う。

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