【エルサレム共同】イスラエル軍と親イラン民兵組織ヒズボラの交戦が激化するレバノン当局は4日、イスラエルの攻撃による死者が1年間で子どもや女性を含む2011人となったと発表した。軍が大規模空爆を開始して以来、犠牲者が急増した。軍は「限定的」として9月30日に始めた地上侵攻で、ヒズボラの戦闘員約250人を殺害し、武器庫など2千以上の目標を攻撃したと発表、成果を誇示した。ヒズボラも戦闘継続の構えを崩していない。
イスラエルとイスラム組織ハマスのガザでの戦闘は7日で開始から1年となる。ガザ保健当局は5日、昨年10月の戦闘開始後のガザ側死者は4万1825人となったと発表した。
レバノン当局によると、これまでのレバノン側の死者には少なくとも子ども120人、女性260人が含まれている。
レバノンメディアなどによると、イスラエル軍は5日、レバノン北部トリポリを空爆し、ハマス関係者1人と妻と子ども2人が死亡した。
パレスチナ通信は5日、イスラエル軍はガザ北部ベイトハヌーンを空爆し、5人が死亡したと報じた。