モルドバ、EU加盟で賛否拮抗 国民投票、ウクライナ隣接国

10/21 11:04

 20日、モルドバ・キシナウで投票後に報道陣の取材に応じるサンドゥ大統領(AP=共同)

 【キシナウ共同】ウクライナに隣接する旧ソ連構成国モルドバで20日、欧州連合(EU)加盟の是非を問う国民投票と大統領選が実施され、中央選挙管理委員会は21日、暫定結果を発表した。同日午前4時(日本時間午前10時)時点で国民投票は反対が50・51%、賛成が49・49%で拮抗している。国内の開票を終え、加盟支持者が多いとされる在外投票の開票を残しており、賛否は予断を許さない状況。

 モルドバはロシアによるウクライナ侵攻後の2022年3月にEU加盟を申請。24年6月に加盟交渉が始まった。国民投票で反対多数が確定すれば、親欧米路線を進めてきたサンドゥ大統領にとって痛手となる。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line