2025年大阪・関西万博会場の夢洲(大阪市此花区)で21日夜、会場の象徴と位置付けられる木造巨大屋根「リング」の試験点灯が行われ、全周2キロの光の輪が暗闇に浮かび上がった。高さ最大20メートルのリング上では関係者が照明の光量や色合いを確認した。
リングの上と下は来場者の通路になっており、上では夜景を一望できる。約5千個の照明器具が設置され、「夏至」や「立秋」など二十四節気に応じたテーマカラーでリングを照らす。
照明デザインを手がけた東海林弘靖氏は「夕暮れから空の色も変わるので、その時間帯をおすすめしたい」と話した。