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世界的アーティストの村上隆、真田広之の「スタートポイント」発言に「勇気をもらった」 『SHOGUN 将軍』スタッフと交流

07/26 13:18

  • エンタメ総合
(左から)レイチェル・コンドウ、村上隆、ジャスティン・マークス=『SHOGUN 将軍』ディズニープラス「スター」で配信中 (C)Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」にて独占配信中のFXのドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』。このたび、本作の大ファンだという、世界的アーティストの村上隆と、本作のエグゼクティブ・プロデューサー、ジャスティン・マークスとレイチェル・コンドウの3人が対面を果たした特別映像が解禁となった。

 村上たっての希望によって実現した日米のクリエイターによる交流。村上は、「Mr.DOB」「お花」などのモチーフで知られる日本を代表する現代美術作家で、世界各国で個展を開催すれば長蛇の列ができるなど、その人気は世界レベル。村上の元を訪れたジャスティン・マークス、レイチェル・コンドウの2人もかねてからの村上の大ファンで、以前開催されたL.A.での村上の展示会ではオープン日に駆けつけていたという。

【動画】現代美術作家・村上隆×『SHOGUN 将軍』夢の対面

 そんな両者の想いが通じ、実現した今回の映像ではジャスティンとレイチェルが、村上が率いる「カイカイキキスタジオ」を訪問。互いに緊張した面持ちでの対面となった。ジャスティンとレイチェルは、撮影で実際に使ったという真田広之演じる吉井虎永の兜をサプライズでプレゼント。これには、村上も興奮を隠しきれず、すぐさまその兜をかぶって満面の笑みを浮かべた。村上からは、この日のために作ったという、本作のビジュアルに「お花」のモチーフがちりばめられた特製のクッキーをプレゼント。精工に作られた美しいクッキーと、クッキーを準備してくれた村上の温かい想いにジャスティンとレイチェルも大感激だった。

 「ディズニープラスへの加入を友達に勧めました。10人ほど」と語るなど、本作にのめり込んだという村上は、「あの城の中の情景がとても印象的でした。襖絵が」と、本作の美術や衣装について絶賛。本作のプロダクションデザインを手がけ、先日のエミー賞にもノミネートを果たしたヘレン・ジャービスのポッドキャストを検索して聞いていたというエピソードまで飛び出すほどだった。

 さらに本作について村上は、「私は日本人ですけど、日本の哲学がなんであるかは理解していなかった。私の芸術界における立場だと、例えば米国に行って日本の文化を翻訳して説明しないといけない。でも今回はあなた方が私に日本文化をもう一度説明してくれた、フィードバックの意見をもらったように」と話し、本作で描かれた戦国時代の人々生きざま等をはじめとした、日本文化の描写に称賛を送った。

 主人公・吉井虎永を演じた真田についても「私と同世代ですが、彼(真田)がインタビューで言うんですよね、これがスタートポイントだと。驚きました、彼の歳で『スタートポイント』だと。彼から勇気をもらった。このドラマから勇気をもらった。私も何かやらなければいけないってね」と、本作が大きな刺激になったとその熱い想いを語ってくれた。

 対談は2時間以上にも及び、3人はジャンルこそ違うが、同じクリエイター同士として有意義な意見交換をすることができた模様。そして本作の会話を通して打ち解けた3人は、最後に村上の代表作で日本の伝統的な絵画などの要素や、現代のポップカルチャーの要素が融合された代表作「審判の日」の前で記念撮影も行い、この貴重な機会を締めくくっている。

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