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綾瀬はるか主演、映画『ルート29』11月8日公開 市川実日子、高良健吾らの出演を発表

07/30 07:02

  • 映画
映画『ルート29』(11月8日公開)出演者(C)2024「ルート29」製作委員会

 映画『リボルバー・リリー』(2023年)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞に輝いた綾瀬はるかが主演を務める映画『ルート29』(読み方:ルートニジュウキュウ)の劇場公開日が11月8日に決定。あわせて、市川実日子、高良健吾、河井青葉、伊佐山ひろ子、原田琥之佑、渡辺美佐子らの出演が明らかになった。

【動画】映画『ルート29』30秒特報映像

 デビュー作『こちらあみ子』(22年)で数多くの賞を受賞した森井勇佑監督の2作目。綾他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないひとりぼっちの主人公トンボ(綾瀬)が、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出た先でのさまざまな出会い、そこで次第に深まるハルとの絆によって、からっぽだった心に喜びや悲しみの感情が満ちていく時間を綴ったロードムービー。ハル役には『こちらあみ子』で強烈なデビューを飾り第36回高崎映画祭最優秀新人俳優賞を受賞した大沢一菜。森井監督作品には2作品続けての登場となる。

 「娘のハルを連れてきてほしい」とトンボに依頼する入院患者・理映子に市川実日子、犬を連れた赤い服の女に伊佐山ひろ子、森で出会う少年の父親に高良健吾、ハルと心を通わせる森の少年に原田琥之佑、トンボの姉で小学校教師の亜矢子に河井青葉、時計屋のおばあさんに渡辺美佐子。

 逆さまにひっくり返った車に乗っていた“じいじ”に大西力、牧場の大きな男に松浦伸也が起用され、演技経験は少ないながらも強烈な個性を放つ2人が、本作独特の寓話的な世界をさらに唯一無二のものにしている。

 大河ドラマ『八重の桜』(13年、NHK)で綾瀬と共演し親交も深い市川は、「観てみたかった、こんな綾瀬さん。やっぱりかっこよかった、大沢一菜さん」と述懐。高良と河井は「不思議な話だけれどどこか懐かしさがあり、ぶっ飛び方になぜか親しみがある映画」「演じているのは自分なのに自分じゃないような、ファンタジックな世界でものすごく現実を生きているような…不思議な感覚で忘れがたい経験」とそれぞれ本作の不思議な魅力に触れている。

■市川実日子(ハルの母・理映子役)のコメント

 好きだった脚本。撮影初日、真夏の鳥取。何かが掴めるまで、何度も撮影を繰り返していました。 途中、みんなが体育座りをして、何かを待つ瞬間もありました。ジリジリと焼けるような太陽、身体を伝う汗、メイクさんが用意してくださった保冷剤。 誰も焦らず、1日じっくりと探っていく。こんな現場があるんだな。日が優しくなった帰り道、何か大きなものに包まれているような気持ちになりました。観てみたかった、こんな綾瀬さん。やっぱりかっこよかった、大沢一菜さん。『ルート29』楽しみにしていただけたら、うれしいです。

■高良健吾(森の父役)

 ロケ地には川が流れていて、待ち時間に川の横でみんなで小石を積み上げたり、積み上げた数を競ったりしました。時間が経つと積み上げ方にそれぞれの個性が出てきたりして、積み上げられた小石があちこちにできました。その光景を眺めていると、ふと作品の雰囲気を掴めた気がしました。この世に決して定まらず、ふわふわ漂うような雰囲気というか。今でもその光景は鮮明に思い出す事ができるので、とても印象的だったのだと思います。『ルート29』は不思議な話だけれどどこか懐かしさがあり、ぶっ飛び方になぜか親しみがある映画だと思います。この作品を感じていただけるとうれしいです。ぜひ劇場にお越し下さい。

■河井青葉(トンボの姉・亜矢子役)

 撮影は暑い真夏の鳥取で夏休みの楽しい思い出のような記憶です。 演じているのは自分なのに自分じゃないような、ファンタジックな世界でものすごく現実を生きているような…不思議な感覚で忘れがたい経験になりました。 この不思議でユニークな物語がお客さまにどのように届くのか楽しみです。

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