「目には青葉 山郭公(やまほととぎす)初松魚(はつがつお)」江戸時代の俳人、山口素堂の俳句にもある縁起物の初ガツオや新物野菜を使った簡単メニュー2品をご紹介。熱した油をジュ!とかける演出やホクホクお芋がたまりません!
【 初ガツオと新玉ネギのサラダ仕立て 】
◆材料(4人分)
・初ガツオ.........1サク(刺し身も可)
・新玉ネギ(スライス).........1/2個
・とうみょう.........1/2袋
・ニンニク(みじん切り).........1片
・花がつお.........適量
・ポン酢.........適量
・白ゴマ.........適量
・ゴマ油.........大さじ2~3(お好み)
*ワンポイント*
初ガツオは戻りガツオに比べて引き締まった赤身であっさりした味わいが魅力。今回は脂ののりやすい腹部分を使用。
◆作り方
(1)カツオは食べやすい大きさに切り、花が咲くように器に盛る。
(2)真ん中に適当な長さに切ったとうみょうと新玉ネギ、ニンニク、花がつおを乗せ、白ゴマとポン酢をお好み量ふりかける。
(3)ゴマ油はフライパンで煙が出るほど熱し、最後に上から回しかける。
※パフォーマンスとしても楽しい(3)の工程ですが、油をかける際はやけどなどに十分注意してくださいね。
【 新ジャガイモののり塩バター 】
◆材料(1皿分)
・新ジャガイモ.........5個程度(お好み量)
・バター.........20グラム
(A)
コンソメスープの素(顆粒).........小さじ1/2
塩.........少々
青のり.........お好み量
◆作り方
(1)ジャガイモはよく洗い、皮付きのまま一口大に切って耐熱皿に乗せる。 ※小さいイモは丸ごと使う。
(2)(1)の上に水でぬらしたキッチンペーパーを乗せ、ラップをかけたら4分ほどレンジにかける。目安は竹串がスッと通る程度。
(3)フライパンでバターを溶かし、弱火で(2)を転がしながらローストする。香ばしい焼き目がついたらボールへ移す。
(4)(3)に(A)をふりかけ絡めたらできあがり!
※(4)の工程はフライパンの中で行っても良いのですが、バターとコンソメが焦げないように気をつけてください。
*一口メモ*
新ジャガイモはビタミンCが豊富でリンゴの8倍もあるそう。でんぷん質で加熱調理にも強いのがうれしいですね。
プロフィール
Profile【 渡辺純子さん 】
初心者から上級者まで楽しくアットホームな雰囲気でお料理を学べる、福島市の料理教室「Cooking studio Spoon papa」主宰。夜には同市の「Bar古時計」で純子先生のお料理をいただくこともできます。
「ABCクッキングライセンス(パン・料理)」取得。「恵比寿アトリエフレザージュ師範コース合格」。
掲載誌情報
2017年5月号・Me&You「#純子飯(じゅんこめし)」より