【震災7年・時間を超えて】記者ルポ(1)新堤防包む静寂、須賀川・藤沼湖

03/07 13:36

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藤沼湖で森さん(左)から説明を受ける大内記者。左奥には新しくなった堤防が見える

 福島県須賀川市の藤沼湖を先月末、6年ぶりに訪ねた。この日は曇天の下、雪が舞っていた。「湖」の東側に真新しく整備された堤防がある。7年前に轟音(ごうおん)が鳴り響いた場所とは思えない静寂に包まれていた。  2011(平成23)年3月11日、東日本大震災で農業用ダム「藤沼湖」は決壊した。当時、ダムに貯水されていた約150万トンの水が下流に流れ下り、一気に集落をのみ込んだ。7人が死亡、今でも幼児1人が...

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