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山田裕貴&佐藤二朗、新宿に“爆弾”投下!サプライズ登場でチラシ配布&街頭演説「一チケットを持って劇場へ」

2025/10/24 19:27

  • 映画
西武新宿駅でゲリラチラシ配り&街頭演説で映画『爆弾』(10月31日公開)をPRした山田裕貴、佐藤二朗

 俳優の山田裕貴と佐藤二朗が24日、映画『爆弾』(10月31日公開)の公開を目前に、東京・新宿でサプライズイベントを実施した。突然の雨をものともせず、西武新宿駅前でチラシ配りと街頭トークを敢行。まさかの豪華キャストの登場に通行人が殺到し、現場は一時“爆発寸前”の熱気に包まれた。

【画像】ゲリラチラシ配りをする山田&佐藤、そのほかの写真

 『帝一の國』『キャラクター』などで知られる永井聡監督が手がける本作は、『このミステリーがすごい!2023年版』(宝島社)および『ミステリが読みたい!2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)で第1位に輝いた滝田務雄のベストセラー小説が原作。

 酔って暴行事件を起こした謎の中年男スズキタゴサク(佐藤)が、「霊感で事件を予知できます。これから3回、次は1時間後に爆発します」と話したことから、スズキの目的と正体を暴こうと、交渉人・類家(山田)との極限の心理戦が始まる。取調室で繰り広げられる“謎解きゲーム”と東京全土を舞台にした爆弾捜索がリアルタイムで進行する、極上のサスペンス・エンターテインメントだ。

 午後、新宿・ペペ広場に姿を現した山田と佐藤は、笑顔で「『爆弾』観てください、お願いします!」と声をかけながら自らチラシを配布。思わぬ直接アピールに、受け取った人々からは驚きと歓喜の声が上がり、広場は瞬く間に興奮の渦に包まれた。

 続いて、特設ステージでトークイベントを実施。山田は「『爆弾』を広めるためにやってきました!あいにくの雨ですが、映画の不穏な空気にはぴったりかなと(笑)」と語り、佐藤も「天気予報は晴れだったのに!『爆弾』が雨を降らせたのかも」と笑わせた。

 チラシ配りについて山田は「自分の作品のチラシを配るのが夢だったので、初めて配れてうれしかったです。みなさん集まってくださってありがたかったです!本当にたくさんの方々に広まるといいなと思います」と満面の笑み。佐藤も「学生時代ポケットティッシュ配りのバイトをしていたので、今日はその“ハイテクニック”を披露できて、こうしてお客さんの近くで渡せてうれしいですね」と冗談交じりに語った。

 佐藤は「西武新宿線はなじみが深い」と明かし、「スズキタゴサクは僕と共通点が多くて、どこにでもいる中年オヤジな風貌、メタボ、『スズキタゴサク』という割と平凡な名前、中日ドラゴンズファン、そしてこの映画は野方警察署が舞台になるんですけど、東京で初めて住んだのが野方なんですよ」と、しみじみ語った。

 山田も「西武新宿の近くの居酒屋さんでアルバイトしたことがあって、外で呼び込みもしていました」と懐かしそうに笑い、会場はなごやかな雰囲気に包まれた。

 公開を目前に控え、手応えを問われると、山田は「比べるものではないですが、今までで一番反応が熱いです。感想の熱量がすごくて、自分もめちゃくちゃ期待しています」と自信を見せ、佐藤も「ヘルシンキ国際映画祭のワールドプレミア、ジャパンプレミア、そして全国一万人試写でも大反響。どこでも“濃い”感想ばかりです」と続けた。

 さらに山田は、「この役はプロデューサーさんに“絶対に山田君だ”と指名していただいたんで、それが何よりうれしかったです。二朗さんとのセッションも楽しくて仕方なかった。観た後の衝撃がどデカい映画なので、僕が言わなくても“『爆弾』観た?ヤバいよ!”と自然と広まっていく気がして、安心しています」とコメント。

 佐藤も「原作が悪魔的に面白くて、社会派でもあり、エンタメでもあり、人間の闇も描いている。とにかく“信じてくれ、面白いから!”の一言に尽きます。音にもこだわってるので、ぜひ劇場で体感してほしいですね」と力強く呼びかけた。

 イベントの締めくくりには、二人が最後のお願いとして街頭演説さながらのスタイルで作品を全力アピール。佐藤は「みなさーん!佐藤二朗でございます!公開1週間前、『爆弾』のためにやってまいりました。どうか皆さんの一票を『爆弾』に!」と声を張り上げた。

 山田も「新宿のみなさん、雨の中ありがとうございます!『爆弾』という映画は、今年とんでもない衝撃を生む作品になると思っています。ぜひ皆さんの一票、一チケットを持って、劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです!」とマイクを握りしめ、熱く呼びかけた。

 歓声と拍手が鳴りやまぬ中、まるで映画の門出を祝福するかのように、雨が上がっていた。

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