地震で崩れて規制線が張られた家、陥没と亀裂で通行止めの道路。津波で流失したまま置き去りにされ、朽ち果てた数百台の車両。 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故前、約1万3千人が暮らした土地からは生活の痕跡が消え、住民らも将来を見通せないほど街は荒廃していた。記者の記憶に残る震災から約1年後の南相馬市小高区だ。 ◆笑顔の店主「夢みたい」 今月3日、久しぶりに小高区を訪ねた。真っ先に向かったのは...
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