環境省は31日、大熊町小入野の国道6号沿いに、中間貯蔵工事情報センターを開所する。東京電力福島第1原発事故に伴う県内の除染で生じた土などを保管する中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)の工事概要や進捗(しんちょく)状況などを周知する施設で、開所に先立ち29日、報道陣に公開された。
中間貯蔵施設内の主な施設や地元の風景をドローン(小型無人機)で撮影した映像、工事の概要や最新の状況を紹介するパネルやモニター、同施設が立地する大熊、双葉両町の歴史や文化、復興への取り組みを映像で紹介する。また月1回程度、一般向けに中間貯蔵施設区域内をバスで周回する見学会を予定している。
センターは帰還困難区域内だが、入館に事前手続きは不要(見学会は事前申込制)。入館無料。開館は火~土曜日の午前10時~午後4時(月曜日が祝日の場合は開館)。
問い合わせは同センター(電話0240・25・8377)へ。