身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。
【栄養価】エネルギー253キロカロリー、食塩相当量1.2グラム ※一人分の値
◆材料 <2人前>
・アスパラガス.........太め4本(120グラム)
・豚肩ロース肉.........薄切り8枚
・パン粉.........約大さじ2
(A)
みそ、みりん、酒.........各大さじ1
オリーブ油.........小さじ1
おろしニンニク.........小1片
カレー粉.........小さじ1/3
*アルミホイル、クッキングシートを用意しておく
◆作り方
(1)(A)を混ぜ合わせたボウルに豚肉を浸けて5~6分置き、下味をつける。
(2)アスパラガスは根元の固い部分の皮をむいて半分に切り、豚肉をクルクルと巻く。
(3)オーブントースターの天板にアルミホイルとクッキングシートを敷き、肉巻きアスパラガスを並べる。パン粉を全体に振りかけ、表面が少しこんがり焦げて豚肉に火が通るまで焼く。
※豚肉の厚さやトースターの機能により焼き時間は異なるので、焼き加減を確認しながら加熱しましょう。
※クッキングシートはオーブントースターでも使用できるものかを確認し、天板からはみ出さないよう注意して使用しましょう。
【ワンポイント】
旬のアスパラガスはビタミンAやC、カリウムなどのほか、疲労回復に役立つアスパラギン酸が含まれています。また、豚肉には良質なタンパク質のほかにエネルギー代謝に関わるビタミンB1が多く含まれています。豚肉の下味にみそを使うことにより、肉が柔らかくなって消化も良くなり、うま味も出てきます。みそは大豆に麹を加えた発酵食品。発酵という過程を経ることでさまざまな消化酵素を出して料理をおいしく仕上げます。
プロフィール
Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
福島学院大・食物栄養学科講師。郡山市在住。管理栄養士。1989年から「ヘルシークッキング教室」主宰。全国みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会による「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、レシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!
掲載誌情報
2020年6月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より