身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。
【栄養価】エネルギー342キロカロリー、食塩相当量1.9グラム ※1人分の値
◆材料 <2人分>
・鶏もも肉(骨付き).........1枚
(A)
甘酒.........1/4カップ
みそ.........大さじ2
好みでしょうゆ.........少々
◎付け合わせの野菜など(好みで用意)
・ブロッコリー.........2房
・ニンジン.........1/2本
・エリンギ.........1/2パック
★ジップ式ポリ袋、クッキングシートを用意する
◆作り方
(1)鶏肉は骨に沿って切り込みを入れ、ジップ式のポリ袋に入れる。
(A)のタレを入れて1~2日漬ける。
(できれば7~8時間以上漬けた方がおいしくなる)
(2)オーブントースターまたはオーブンにクッキングシートを敷く。
みそダレを軽く除いて鶏肉をのせ、火が通るまで焼く(約20分位)。
付け合わせの野菜やキノコは途中でのせるなど、時間差で焼き加減を調整する。
※オーブントースターの場合はアルミホイルをかぶせるなどして、焦げ目を調整する。
(3)鶏肉に火が通ったら器に盛り付け、野菜とエリンギを添える。
【ワンポイント】
2020年はコロナウイルスの危難に見舞われた一年でした。12月は新しい年に向けて気分が明るくなるよう、ちょっと華やかなお料理で締めくくりましょう。12月のおすすめ料理は、簡単に作れて豪華に見える「鶏肉の甘酒みそ漬けグリル」です。みそと甘酒の働きで鶏肉がとても柔らかくなり、風味豊かなおいしさを醸し出します。漬け込んで焼くだけなので、手間要らずというのも嬉しいところ。おいしい笑顔で会話も弾みます。
プロフィール
Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
福島学院大・食物栄養学科講師。郡山市在住。管理栄養士。1989年から「ヘルシークッキング教室」主宰。全国みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会による「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、レシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!
掲載誌情報
2020年12月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より