身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。
【有頭エビのみそ漬】 エネルギー62キロカロリー、食塩相当量1.2グラム
【サケの黄金みそ焼き】 エネルギー120キロカロリー、食塩相当量0.9グラム ※1人分の値
◆材料 <4人分>
【有頭エビのみそ漬け】
・有頭エビ.........4尾
(A)
みそ.........大さじ2
酒粕(みりん粕).........大さじ2
・ギンナン(あれば).........少量
【サケの黄金みそ焼き】
・紅サケ(生).........小4切れ
・塩.........少々
・酒.........小さじ2
・薄口しょうゆ.........小さじ1
(B)
白みそ........大さじ1
マヨネーズ.........大さじ1
卵黄.........1個分
・マツの実.........少量
◆作り方
【有頭エビのみそ漬け】
(1)エビは背ワタと細かい足を取り除き、塩水で洗う。(A)を混ぜ合わせてみそ床を作る。
(2)(A)のみそ床にエビを漬けて一晩以上おく。
(3)さっとみそ床を洗って水気を拭き取り、オーブントースターで焦げないように焼く。
(4)盛り付ける時に、あれば焼きギンナンを添える。
【サケの黄金みそ焼き】
(1)サケに塩をふって4~5分おき、水気を拭いて酒としょうゆをふりかける。(B)の材料を混ぜ合わせておく。
(2)サケをオーブントースターでさっと焼いたら(B)のみそをのせ、みそが乾くまで焼き、マツの実をのせる。
【ワンポイント】
エビは〝腰が曲がるまで元気に″という長寿を願って、サケは〝生まれた川(故郷)へ元気に遡上(里帰り)するように″という願いを込めて、お正月料理を作ってみませんか。どちらも、みそを使えば簡単に風味よく作ることができます。
お正月料理は昔に比べると簡素化していますが、やはり新しい年のスタートにはお祝いにふさわしい料理を食卓に並べて、新年のお祝いをしましょう。良い年でありますように。
プロフィール
Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
福島学院大・食物栄養学科講師。郡山市在住。管理栄養士。1989年から「ヘルシークッキング教室」主宰。全国みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会による「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、レシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!
掲載誌情報
2021年1月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より