身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。
【栄養価】エネルギー63キロカロリー、食塩相当量1.4グラム ※1人分の値
◆材料 <2人分>
・鶏ささ身.........1本
(酒、塩少々)
・ナス.........1/2本
・キュウリ.........1/2本
・ミニトマト.........2個
・ミョウガ.........1本
・青シソ.........2枚
・冷たいだし汁.........350ミリリットル
・みそ.........大さじ1強
◆作り方
(1)みそを冷たいだし汁で溶いて、具材の準備ができるまで冷蔵庫に入れて冷やしておく。
(2)具材の下ごしらえをして、薬味(ミョウガとシソ)以外を器に入れる。
・鶏ささ身は耐熱容器に入れて酒と塩を振り、電子レンジで1分ほど加熱して冷ます(必ず中まで火が通っているか確認を)。
冷めたら食べやすく手で裂く。
・ナスは小口に切って塩少量を振って軽く混ぜ、2~3分おく。
アクが出てきたらさっと洗って水気を絞る。
・キュウリは塩を振って板ずりをし、小口に切って水気を絞る。
・ミニトマトは輪切りにする。
・ミョウガは小口切り、青シソは千切りにする。
(3)茶こしで(1)みそ汁をこしながら(2)の器に注ぐ。
(4)薬味のミョウガと青シソを乗せる。
【ワンポイント】
暑い夏の真っ盛りには、脱水症にならないように体調管理をしましょう。この時期は水分とともにビタミン、ミネラル補給ができる「みそ汁」がおすすめです。暑くて温かいみそ汁を飲みたくない時には、冷たくして食べるのも一つの方法です。良質なたんぱく質が摂れるささ身やビタミン、ミネラルが豊富な野菜、そして香りのあるミョウガやシソを使った冷たいみそ汁はいかがでしょう。作るのも簡単で、見た目も涼やか。きっと「からだがよろこぶみそ汁」になりますよ。
プロフィール
Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
福島学院大・食物栄養学科講師。郡山市在住。管理栄養士。1989年から「ヘルシークッキング教室」主宰。全国みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会による「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、レシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!
掲載誌情報
2021年8月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より