身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。
【栄養価】牛乳の場合:エネルギー430キロカロリー、食塩相当量1.8グラム
豆乳の場合:エネルギー420キロカロリー、食塩相当量1.8グラム
※1人分の値
◆材料 <2人分>
・スパゲティ.........100グラム
・エノキダケ.........1束(正味80グラム)
・ベーコン(ブロック).........50グラム
〔クリームソース〕
(A)
みそ.........大さじ1
粉チーズ.........大さじ1
卵黄.........2個
牛乳(または豆乳).........100ミリリットル
・粗びき黒こしょう、パセリ(みじん切り).........少量
◆作り方
(1)材料の下ごしらえをする。
・ベーコンは食べやすい大きさの短冊に切る。
・エノキダケは根元を切り落として、長さを半分に切る。耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジ(600W)で2分加熱する。
・牛乳(または豆乳)は熱めに温めておく。
(2)鍋にたっぷりの湯を沸かし、スパゲティをゆで始める。
ゆで上がる1分前に短冊に切ったベーコンを鍋に加える。
(3)ボウルに(A)の材料をみそから順に入れてよく混ぜ、加熱したエノキダケを加える。
(4)ゆで上がったスパゲティの湯を切って、(3)のボウルに加え混ぜる。
熱々のうちに器に盛り付け、粗びき黒こしょうとパセリをふる。
【ワンポイント】
クリーム系の「カルボナーラ」は寒い時期にひかれるパスタの一つですね。カルボナーラは一般的には生クリームやチーズ、卵黄をたっぷり使用するので、"高カロリー"のイメージがありますが、今回はちょっと工夫をしてヘルシーでおいしく変身させましょう!
まずは麺の約半分をエノキダケに置き換えます。次に生クリームの代わりに牛乳、または豆乳を使用にして「みそ」を加えるのがポイントです。
エノキダケのうま味とみそのコク味で、低カロリーながら風味豊かに仕上がります。カロリーは一般的なカルボナーラの半分以下になりますよ。
プロフィール
Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
郡山市で「ヘルシークッキング教室」主宰。管理栄養士。前・福島学院大客員講師。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!
掲載誌情報
2022年11月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より