身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。
【栄養価】エネルギー490キロカロリー、食塩相当量1.8グラム ※1人分の値
◆材料 <2人分>
・温かいご飯.........茶碗2杯(300グラム)
【A】みそダレ
みそ.........大さじ1
しょうゆ.........小さじ1
みりん.........小さじ1
・長ネギ.........1/2本
・ブロッコリー.........80グラム
・ソラ豆.........4~5本
・ニンジン.........40グラム
・卵.........2個
・ゴマ油など(卵を炒める油).........小さじ2
・ゴマ油など(具材を炒める油).........小さじ2
◆作り方
(1)材料の下ごしらえをする。
・長ネギは粗みじんに切る。
・ブロッコリーは房を細かく刻む。
・ソラ豆はさやから出してゆで、薄皮を除く。
・ニンジンはさっとゆで、みじんに切る。
(2)ボウルに温かいご飯を入れて、(A)のみそダレを混ぜる。
(3)フライパンに油を熱し、溶きほぐした卵を入れ、軽く炒めていったん取り出す。
(4)フライパンに油を追加して長ネギをしっとりするまで炒め、ブロッコリーを加えて炒める。次に(2)の味を付けたご飯、(3)の炒めた卵を順に加えて全体を炒め合わせ、器に盛り付けてソラ豆を散らす。
【ワンポイント】
卵の優しい味とみその香りがよく合って、とても風味豊かなチャーハンになります。ソラ豆とブロッコリーの緑色が季節を感じさせてくれます。この時期出回るグリーンピースが入ってもおいしくできます。もちろん、ソラ豆もグリーンピースもさや付きがおすすめ! 短時間においしく作るコツは初めに卵を炒めることと、温かいご飯にみそダレを混ぜ合わせておくことです。
この「みそダレ」は、ガラスの保存容器などに多めに作って冷蔵庫に入れておくと様々な料理に使えて便利です。
プロフィール
Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
郡山市で「ヘルシークッキング教室」主宰。管理栄養士。前・福島学院大客員講師。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!
掲載誌情報
2023年6月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より