身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。
【栄養価】エネルギー459キロカロリー、食塩相当量1.5グラム ※1人分の値
◆材料 <2人分>
・スパゲティ(細め).........150グラム
・ホタテ貝柱(刺身用).........3~4個(50グラム)
・真ダコ(ゆで、または蒸し).........50グラム
・下処理用の減塩しょうゆ.........約小さじ1
【A】
ピーマン.........30グラム
ナス.........30グラム
アスパラ.........30グラム
パプリカ(黄).........30グラム
パプリカ(赤).........30グラム
・青み.........少量
(チャービルまたは青シソ千切り)
【みそドレッシング】
【B】
みそ.........大さじ1
アマ二油.........大さじ1
レモン汁.........大さじ1
ハチミツ.........小さじ1
おろしニンニク.........少量
◆作り方
(1)材料の下ごしらえをする。
・ホタテとタコは7~8ミリ角に切ってしょうゆ少々をふりかけ、冷蔵庫に入れておく。
・(A)の野菜は全部7~8ミリ角に切って耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジ(600ワット)で2分加熱。ラップを外して冷ます。
(2)大きめのボウルに(B)の調味料を入れてかき混ぜ、みそドレッシングを作る。
(3)スパゲッティは袋の表示通りにゆで、さっと冷水を通して水気をしっかり切り(2)のボウルに加える。加熱した野菜、ホタテとタコを加えてよく混ぜたら器に盛り、青みを添える。
【ワンポイント】
この時期におすすめの爽やかで風味の良い冷たいパスタです。ホタテの貝柱とタコで良質なたんぱく質が摂れ、夏野菜で各種のビタミン、ミネラル、そして抗酸化成分が一気に摂れる"元気の出るパスタ"です。
また、アマニ油を使うので(※アマニ油は血流改善や血栓予防に効果があるとされるα-リノレン酸などのn-3系脂肪酸を多く含む)夏の血管系疾患の予防が期待できます。
みそが入るのでやさしい風味になり、食べた後の満足感があります。
プロフィール
Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
郡山市で「ヘルシークッキング教室」主宰。管理栄養士。前・福島学院大客員講師。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!
掲載誌情報
2023年7月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より