人の行為には「いつわり」が多い。そこに人と為を組み合わせた「偽」の語源がある。もっともな解釈だが、漢字学者の白川静さんによれば誤りで、元は変化して他のものとなる意味だったという ▼もう一つ、白川さんの常用字解から「欺」を引くと、偏を成す其は四角い形を表すと書いてある。その昔、儀式で四角の仮面を着け、神などに扮(ふん)し演技したことから、人をあざむくなどの意味になったとしている。いずれにしても、二...
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