歴史家の磯田道史さんは、歴史がしばしば嗜好(しこう)品のように好き、嫌いで論じられることに違和感を感じているという。歴史はむしろ「実用品であって、靴に近いものではないか」と指摘する ▼時間と空間を飛び越えて似たような事例を探す歴史的な考え方をすると、過去の教訓から危険を避けることができる。その有用性を、世間を歩く際に足を保護してくれる靴にたとえている(「歴史とは靴である」講談社) ▼浪江町で「浪...
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