芭蕉は弟子たちに「(俳諧では)濁音を清音で読んでも問題はない」と話していたらしい。それを知ってか知らずか、政界では濁点を削る動きが目立つ ▼きょう告示の都知事選では、このところ負け続きの自民党が、党の名を前面に出さず、別組織に参画する形で現職を支援する。自民党から濁点を取ってしまえば党派色の薄い市民党の一丁上がりというわけである ▼参院でようやく可決、成立と相成った改正政治資金規正法を巡っては、...
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