はた目には唐突に映った決断も、熟慮の末か。深謀遠慮があって船出したはずが、いつの間にやら独断専行が目立ち始め、気づいたら四面楚歌(そか)。岸田文雄首相がお盆のさなか、自民党総裁選に出馬しないと表明した ▼政治と金を巡り地に落ちた信頼の回復へ、今度こそオール自民党で取り組んでもらいたいと新総裁に託した。裏返せば、派閥力学に振り回された党への恨み節にも聞こえる。改正政治資金規正法の制度設計は道半...
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