南相馬市原町区の梶田千賀子さん(73)は東日本大震災で亡くなった子どもたちを思い、海に向かって絵本の読み聞かせを続けている。「絵本を読んでほしいと思っている子どもがいるかもしれない」という思いからだ。今年も節目の日を前に海辺を訪れ、澄んだ声を響かせた。 梶田さんは20年ほど前から自宅を「ちゅうりっぷ文庫」と名付けて子どもたちに開放し、絵本の貸し出しや読み聞かせをしてきた。「どのはな みても きれ...
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