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首都圏に関与者潜伏か、会津若松・パチンコ店の多額窃盗 県警が捜査員派遣

2025/09/09 07:35

 福島県会津若松市のパチンコ店が強盗を装った男らに現金約2668万円を盗まれた事件で、実行役などの男3人よりも上の立場で事件に関与した人物が首都圏にいるとみて、県警が捜査員延べ約500人を派遣し行方を追っていることが8日、捜査関係者への取材で分かった。県警は交流サイト(SNS)などを通じてメンバーがつながる「匿名・流動型犯罪グループ」(通称・トクリュウ)が事件に関わったとみて実態解明を進めている。

 事件は8月12日未明に発生。強盗役の専門学校生の男(19)=桑折町=が窃盗と建造物侵入の非行内容で福島家裁に送致され、運転手役の飲食店従業員の男(21)=宮城県多賀城市、当時パチンコ店従業員で男を店に招き入れた男(23)=会津美里町=が窃盗と建造物侵入の罪で起訴された。

 捜査関係者によると、専門学校生の男と飲食店従業員の男は現金を店から持ち去った後、関東方面に移動し、事件当日に都内の駅で回収役へ現金を渡したとみられる。3人に面識はなく、県警は間を取り持った指示役などほかにも事件に関わった人物がいるとみている。

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