福島県下郷町の男性職員が職員互助会の会計から約332万円を私的に流用していたことが9日、町への取材で分かった。町によると、男性職員は全額返済している。互助会は今後、刑事告訴するかどうか協議する方針。
町によると、互助会は職員から会費を集め、慶弔金などに活用している。互助会費は公金には該当しないという。事務は総務課が担っており、男性職員は2022年度から3年間、担当者だった。
今年4月の人事異動の際、互助会事務の引き継ぎが滞っていたことから、町が調査したところ、私的流用が判明した。男性職員は「カードの支払いなどに使った」などと話しているという。
互助会が刑事告訴について判断した後、町は懲戒審査委員会を開き、男性職員の処分を決める。