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舞台は現代の会津若松 漫画「花唄メモワール」第6巻

2025/09/17 09:15

「花唄メモワール」第6巻の表紙(©一ノ瀬けい/芳文社)
東山温泉にある「残念坂」をモチーフにした一場面(©一ノ瀬けい/芳文社)
会津名物のソースカツ丼に舌鼓を打つ主人公(©一ノ瀬けい/芳文社)

 会津若松市の東山温泉を舞台にした漫画「花唄メモワール」の単行本第6巻が11日、発売された。同市の実在の観光名所が多数登場する内容になっており、作者の一ノ瀬けいさんは「取材で訪れた場所を詰め込んだ。会津の魅力がたっぷりです」とPRしている。

 漫画は「まんがタイムきららフォワード」(芳文社)で連載されている。物語は現代の高校生・佐々木梅が主人公。東山温泉の旅館を訪れ、露天風呂で足を滑らせて大正時代にタイムスリップしてしまう。梅は現代と大正時代を行き来しながら、旅館に渦巻くさまざまな謎を解き明かしていく。

 新刊の第6巻は、現代の会津若松市が舞台だ。東山の「残念坂」、ソースカツ丼が自慢の老舗食堂、七日町通りといった観光地が描かれる。カバーイラストは鶴ケ城を題材にしている。

 会津の歴史に魅せられて筆を執ったという一ノ瀬さんは「令和と大正の会津を対比させている。物語の転換点になる巻で、ぜひ手に取ってほしい」と話す。

 定価は1冊780円。全国の書店のほか、アマゾンなどインターネット通販サイトでも販売している。

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