全国の商業や工業などの専門高校で学ぶ生徒が学習成果を発表する「第35回全国産業教育フェア福島大会(さんフェア福島)」が25日、郡山市のビッグパレットふくしまを主会場に開幕した。本県での開催は初めて。将来の産業界を担う全国の生徒たちが専門分野で培った知識と技術を披露し合い、産業教育のさらなる発展を目指す。26日まで。2日間で生徒と企業関係者ら合わせて約10万人が訪れる予定。
総合開会式で生徒実行委員長の青天目陽向(なばためひなた)さん(平工高2年)が「福島の復興の歩みとともに、産業界の未来を担う私たちの熱い志、エールを感じてほしい」と歓迎の言葉を述べた。
初日は全国から集った生徒たちが実習や研究の成果を紹介したほか、フラワーアレンジメントコンテストが開かれた。会場には県内の参加校がブースを出展し、園芸などの体験や実演で来場者を楽しませた。
最終日は県内4会場で全国高校生観光ビジネスアイデアコンクール、全国高校生クッキングコンテスト、全国高校ロボット競技大会、全国高校生介護技術コンテストが開催される。さんフェア福島は実行委、文部科学省、県などの主催。
