喜多方市で11月3日に開かれる「第41回蔵のまち喜多方健康マラソン大会」の実行委員会は、クマによる人身被害を防ぐため、山裾をコースに含む10キロ部門を中止することを決めた。実行委が29日、発表した。
大会は押切川公園スポーツ広場を発着点に1キロ、2キロ、3キロ、5キロ、10キロで男女別、年齢別など計25部門で健脚を競う。今年は1048人がエントリーしている。1~5キロ部門は市街地がコースとなっているが、10キロ部門は田畑が広がる山沿いがコースに含まれる。
市内では田畑や山間部でクマが多数目撃されていることから、出場者の安全を考慮した。同部門には241人がエントリーしており、実行委は5キロの代替レースを実施するとしている。
大会は市、市教委、市体育協会の主催、レトロ横丁商店街、福島民友新聞社の共催。問い合わせは大会事務局の市体育協会(電話0241・23・0771)へ。
