給食に関する文部科学省の2023年度調査で、食材費に当たる給食費の平均月額が公立小で4688円となり、21年度の前回調査から211円(4・7%)上昇した。公立中は5367円で、246円(4・8%)上がり、いずれも1972年度の現行調査開始以来、最高額となった。
物価高を反映しているが、文科省によると、自治体が補助を出すなどして家計負担への影響を抑えているという。
主食とおかずと牛乳がそろった「完全給食」の費用を集計した。都道府県別では、公立小で最も高かったのが福島の5314円で、最低は滋賀の3933円。公立中では富山の6282円が最高額で、滋賀の4493円が最低額だった。