新潟県の「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録に向け、自民党の関係議員が韓国の尹徳敏駐日大使に面会を打診していることが12日、分かった。登録への理解を求め、政府や地元の取り組みを後押しする狙い。韓国側は「朝鮮半島出身者の強制労働を含む歴史全体の反映」を求めており、面会しても賛同を得られるかどうかは不透明だ。
登録実現を目指す党プロジェクトチームの橘慶一郎座長らが、来週にも都内で尹氏と会談する方向で調整。ユネスコの諮問機関が6日、日本に補足説明を求める「情報照会」を勧告したことを踏まえ、日本側の立場を改めて説明する。
韓国は、登録可否を決めるユネスコ世界遺産委員会の委員国の一つ。