群馬県の山本一太知事は12日、経済産業省出身の前副知事宇留賀敬一氏(43)を再任する人事案を17日の県議会本会議へ提出する方針を記者団に表明した。これに先立ち開かれた県議会の全員協議会で、再任された場合は任期を1年に限定すると提案した。慎重論がある最大会派の自民党から同意を取り付ける狙い。
山本氏は協議会で、宇留賀氏再任を前提に、中央省庁の官僚から「1年間で良い人を見つけるよう努力する」と述べた。
自民県連幹事長の井下泰伸県議は記者団に「誠実に話してもらった。(自民内で)評価する人はいる」と指摘。再任案の賛否には触れなかった。