自民党の政治資金規正法改正案提出者の鈴木馨祐氏は、12日の参院政治改革特別委員会で、自身が代表を務める党支部の2021年政治資金収支報告書に計282万円の記載漏れがあったと明らかにした。5月の衆院政治改革特別委員会で計66万円と答えていたが、精査したとして訂正した。「大変反省しており、おわびしたい」と述べた。
共産党の井上哲士氏は記載漏れについて「順法精神が欠如している」と批判した。鈴木氏は21年の衆院選の際に「陣中見舞いなどの寄付で企業・団体に関するものが全て漏れていた」と説明。不記載は当初の6件でなく10件で、ミスだったと強調した。