岡山県吉備中央町の浄水場の水から発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、供給区域の住民らを対象に、町が10月にも公費で血液検査をすることが12日、町への取材で分かった。環境省によると、公費による検査は全国初。
町によると、検査は当該の浄水場から水を供給されている区域で実施。町民や区域内に勤務先がある人で、水を飲んだと届け出た約2千人のうち18歳以上の人らを対象とする。18歳未満の子どもについては、別の実施方法を検討している。岡山大がPFASの血中濃度などを調べる。
早ければ10~11月に希望者を検査する予定で、町は本年度予算に約6千万円を計上した。