エスカレーターでの事故は後を絶たず、死亡や大けがを負ったケースも少なくない。ベビーカーをのせたり、手すりでふざけたりしたことで起きたものもあり、消費者庁などが注意を呼びかけている。
国土交通省によると、2010年から昨年5月末までに全国の自治体などから報告を受けた事故は計54件。急停止や逆走、手すりだけが止まるといった機器の異常だけでなく、飲酒した人が転倒した事故があった。
消費者庁はホームページに子どもの事故の具体例を載せている。ベビーカーに子どもを乗せたままエスカレーターに乗ろうとして子どもが投げ出され頭蓋内を損傷した事故や、手すりと天井の間に挟まれた事故などがある。