北九州市八幡西区の市立小で5日にあった健康診断で、複数の児童が学校医の60代男性医師から下腹部を触られたなどと訴えていたことが13日、市教育委員会への取材で分かった。医師は学校に「腸音を聴くためで、性的な意図はなかった」と説明している。学校は11日に保護者会を開き、経緯を説明して謝罪した。
市教委によると、健診は2年生と5年生の約90人が受け、教職員2人も立ち会った。本来聴診する項目は肺と心臓のみだったが、下腹部にも聴診器を当てていたという。
保護者から連絡を受け、学校は7日、児童にアンケートを実施。男女18人が「ズボンや下着の中に手を入れられた」などと不快感を訴えた。