関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港を運営する関西エアポートが13日発表した2024年3月期連結決算は、純損益が155億円の黒字(前期は190億円の赤字)だった。黒字は20年3月期以来4年ぶり。新型コロナウイルスの水際対策終了で、訪日客を中心に航空需要が大きく回復した。
3空港を合わせた旅客数は前年度比60%増の4413万人で、コロナ前の19年度比で92%まで戻った。関空の国際線旅客数は、外国人が19年度を上回った一方、日本人は円安の影響を受け19年度比で55%にとどまった。山谷佳之社長は記者会見で「為替の動向を見ていきたい」と述べた。
方面別では、韓国便や東南アジア便が好調。