【ナイロビ共同】南アフリカ総選挙で1994年の民主化以来初の過半数割れに追い込まれた与党アフリカ民族会議(ANC)のムバルラ事務局長は13日、白人主体で親欧米の野党民主同盟(DA)を含む複数の党と連立政権の樹立で基本合意したと主張した。詳細は明らかにしなかった。
連立を巡っては、黒人民族ズールー人主体のインカタ自由党(IFP)が参画を表明。DAは意向を明らかにしていない。ANCはラマポーザ大統領の続投を目指しており、ムバルラ氏は記者会見で「多くの党が協力に合意するという進展があった」と話した。
ANCは5月の総選挙で、下院400議席のうち159議席に激減した。