関西経済同友会の永井靖二代表幹事(大林組副社長)は14日、大阪市で定例記者会見を開き、2025年大阪・関西万博で各国が自前で建てる海外パビリオン「タイプA」予定国のうち建設業者が決まっていない14カ国について「開幕から逆算しても相当厳しい工事日程になる。どう進めるのか大至急詰めてほしい」と懸念を示した。
斬新なデザインのタイプAは「万博の華」とされるが、資材高騰や人手不足で施工業者との契約が難航。工事に関わっている大林組出身の永井氏は「プレハブ化したような建築に思い切って切り替えて、外装をお化粧するといった工夫ができるのでは」と提案した。