【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)加盟国は14日の大使級会合で、ロシアの侵攻を受けるウクライナと隣国モルドバのEU加盟交渉の枠組みに大筋で合意した。加盟国で構成する理事会が近く承認し、25日にも加盟交渉が始まる見通し。EU議長国ベルギーが明らかにした。
EUは昨年12月の首脳会議でウクライナとの加盟交渉入りを決めたが、ロシア寄りとされるハンガリーのオルバン政権が交渉開始に難色を示していた。交渉を始めるには全27加盟国が承認しなければならず、開始時期が見通せない状況になっていた。
ウクライナではロシアとの激しい戦闘が続いており、加盟交渉が始まっても長期化は必至とみられている。