【ビュルゲンシュトック共同】ロシアが侵攻するウクライナのゼレンスキー大統領は15日、自らの和平案を協議するスイス中部ビュルゲンシュトックでの「世界平和サミット」で演説し「公正な平和」を訴えた。参加した計100の国や国際機関が、ロシアが占拠する原発の安全や食料安全保障、強制連行された市民の帰還の3項目で合意可能だとの見方を示した。
サミットは16日に閉幕。ウクライナ大統領府高官によると、合意内容を盛り込んだ共同声明の発表に向けて詰めの調整が続いた。
和平案「平和の公式」はロシア軍の即時全面撤収を含む10項目。ゼレンスキー氏は3項目に関する行動計画を策定する方針も表明した。