4月の衆院島根1区補欠選挙を巡り、自民党島根県連は16日、県議や地域支部の幹部を集めて松江市で会合を開いた。立憲民主党との一騎打ちで大敗した結果について、派閥の政治資金パーティー裏金事件が「最大の敗因」とする補選の総括文書を大筋で了承した。
文書では、裏金問題の再発防止に関する対応の遅さが逆風を大きくしたと指摘。問題は深刻だとして、信頼回復に向けた早急な対応を党本部に求めている。
細田重雄県連会長は会合後、運動量は補選の前にあった衆院選よりも桁違いに多かったとして「そこまで逆風が吹いているとは思わなかった」と述べた。
補選では、自民新人が立民元職に約2万5千票差で敗れた。