【モスクワ、北京共同】ロシアのプーチン大統領は北朝鮮を24年ぶりに訪れる。到着は18日午後(日本時間同)の見通し。新型コロナウイルスが世界的に流行した2020年以降、初めて訪朝する海外首脳となる。19日に金正恩朝鮮労働党総書記と首脳会談に臨み、政治や経済、安全保障での協力深化を盛り込んだ「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名する。
プーチン氏の訪朝は故金正日総書記が最高指導者だった00年7月以来2回目で、金正恩体制への移行後は初めて。
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は18日、プーチン氏の寄稿文を1面で伝えた。プーチン氏は、北朝鮮がウクライナ侵攻を巡るロシアの立場を一貫して支持していることを「高く評価する」と称賛した。
ロシアのウシャコフ大統領補佐官は包括的戦略パートナーシップ条約について、ソ連と北朝鮮が1961年に締結した友好協力相互援助条約(ソ連崩壊後に失効)や、ロシアと北朝鮮が00年に調印した友好善隣協力条約などの両国関係の基本文書に代わるものになると説明した。